ソーラーエネルギーの活用例
太陽熱温水器
太陽電池や太陽熱温水器は広い意味で、アクティブソーラーの一種になります。太陽熱温水器はエネルギー変換効率が高く、ソーラーエネルギーの50%以上、システムによっては70%程度利用できます。太陽熱は給湯に最適のエネルギー源と言えるでしょう。太陽熱温水器には4つのタイプがあります。
汲み置き型
今では、ほとんど使用されていないタイプです。上部表面に黒い塗料を塗ったボックス型の容器に水を溜めて、日が落ちる前に浴槽に素早く落とし込んで使います。
自然循環型
集熱板と貯湯槽の両方が屋根にのっているタイプです。比較的安くて、春から夏にかけての暖かい時期はいいですが、冬場は凍結による集熱板内部やガラスの破損の心配があります。
強制循環型
集熱板だけが屋根の上にあって、貯湯槽が地上に設置され、その間を不凍液やフロンが循環することで、間接的に熱交換して貯湯槽内の水をお湯に変えるタイプです。メリットは屋根に負荷がかからないこと、凍結しない、一年中使用可能などが挙げられます。ただし、値段が高いので、家庭用としては不向きなのが難点ですね。
真空貯湯型
汲み置き型のハイテクバージョンです。貯湯槽と一体になった円筒形の集熱器が360℃から集熱できて、ガラス管と集熱管の間が真空になっているので、蓄熱に優れています。
ソーラークッカー
太陽光を利用した調理器ソーラークッカーは、乾燥地帯や熱帯・亜熱帯地域での普及が期待されています。けれど、効率のいいソーラークッカーなら、日本のような中緯度地帯でも十分な熱を得ることができるのではないでしょうか?サンルームにソーラークッカーを付ければ、出かけている最中に煮込み料理を作ることもできますよ。世界中にいろんな種類があるソーラークッカー。主に大きくパネル型、ボックス型、パラボラ型、その他に分けられます。
パネル型
単純構造なので、安く販売されています。しかも、ガス台シートと身近な材料で、子供でも簡単に作れます。夏休みの自由研究にいかがですか?また、難民キャンプなどでの救援物資としても役立っています。
ボックス型
透明な板でフタをした温熱箱の中に熱を蓄えます。このタイプも自作可能です。煮込み料理に最適ですよ。中でもアメリカ製の「サンオーブン」は、セットもおりたたみも手軽にできて便利なソーラークッカーです。
パラボラ型
パラボラ反射鏡で1点に光が集まるため、比較的火力が強いのが特徴です。ガスコンロのような感覚で使えます。ちなみに、昭和20年代に世界に先駆けてパラボラ型のソーラークッカーが開発されたのは、日本でした。
その他
マルチミラー型のソーラークッカーや膨らませたエアークッションの中に黒鍋をセットするという変わったデザインのものなど、独特な形のソーラークッカーです。
ソーラーカー
ソーラーと聞くと、バラエティ番組に登場する軽ワゴン車のソーラーカーが思い浮かぶのは私だけでしょうか?
ソーラーエネルギーの活用例として、私たちが一番よく知っているものといえば、ソーラーカーではないかと思います。
ソーラーカーとは、ソーラーエネルギーを電気に変えてモーターを回し、その力で走る無公害のエコロジー車のことです。
ソーラーカーにはソーラーセルと呼ばれる太陽電池をつないだソーラーパネルが装着されていて、ソーラーセルに流れる電気を使って走ります。
バッテリーに余分な電気をためておけるので、曇りの日でも走ることができます。
ソーラーカーの利点は、燃料が必要ないので、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないことです。
環境に優しい自動車なのにあまり実用化されていないのには、公道を走るには色々な検査に合格しなければならないため面倒なこと、エネルギーの変換効率が悪いこと、スピードが出ない上に長距離を走れないという欠点があることが理由です。
ソーラーハウス
ハイブリッドソーラーハウスは太陽エネルギーを最大限に利用した住宅システムです。太陽熱を床にためて、家中が24時間暖房になります。嬉しいことにお湯も作れちゃいます!結露やアトピー・ぜんそくの原因のダニ・カビ発生を抑えて、快適な生活環境を保ちます。太陽熱を利用する地球に優しいソーラーハウスは、私たち、人にも優しい健康住宅と言えると思います。